【荒崎公園】磯遊び 生き物図鑑|潮だまりの主役たちを写真で徹底解説!

神奈川県

神奈川県横須賀市にある荒崎公園は、磯遊びに最適な自然豊かなスポットです。この記事では、「荒崎公園でどんな生き物に出会えるの?」「磯遊びの準備は何が必要?」といった疑問を解決します。潮だまりの主役であるカニや貝、ヒトデ、ウニ、魚などの生き物たちを豊富な写真で徹底解説する「生き物図鑑」をはじめ、磯遊びのベストシーズンや潮位の見方、必要な持ち物、安全対策、アクセス情報まで網羅。このガイドを読めば、荒崎公園での磯遊びが何倍も楽しく、安全に、そして学びの多い体験になること間違いなしです。

⚠️画像は今後追加予定です!

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1. 荒崎公園で磯遊びを楽しもう!自然豊かな潮だまりの魅力

神奈川県横須賀市に位置する荒崎公園は、三浦半島を代表する磯遊びの名所として、多くの家族連れや自然愛好家から親しまれています。相模湾に面したこの公園は、その名の通り「荒々しい」岩場が特徴的で、自然が織りなす雄大な景観と、生命力あふれる潮だまりの魅力が共存しています。潮が引いた岩場には、まるで天然の水族館のような潮だまりが現れ、様々な海の生き物たちとの出会いが待っています。都会の喧騒を離れ、自然の中で子供たちが目を輝かせながら生き物を観察できる、そんな特別な体験ができる場所です。

1.1 荒崎公園の磯遊びが人気の理由

荒崎公園の磯遊びがこれほどまでに人気を集めるのには、いくつかの理由があります。

  • 豊かな潮だまりと多様な生き物:荒崎公園の海岸線には、潮の満ち引きによって数多くの潮だまりが形成されます。これらの潮だまりには、カニやエビ、小さな魚たちが隠れており、訪れる人々を飽きさせません。特に、水の透明度が高く、沖縄の海に匹敵すると評されることもあり、肉眼でも生き物の観察がしやすいのが魅力です。実際に、シマスズメダイやアゴハゼ、イソスジエビ、ホンドヤドカリ、イソガニなど、多種多様な生き物が見られます。
  • 穏やかな波と安全性:公園内の磯場は比較的穏やかで、大きな波が入り込みにくい地形になっています。これにより、小さなお子様連れの家族でも安心して磯遊びを楽しめる環境が整っています。
  • 良好なアクセスと充実した施設:関東圏からのアクセスも比較的良好でありながら、他の有名スポットに比べて比較的空いているため、のんびりと過ごしたい方にもおすすめです。 公園内には芝生広場や遊歩道、トイレ、駐車場などの設備が整っており、ピクニックや散策と合わせて一日中楽しむことができます。
  • 絶景と自然の美しさ:「かながわの景勝50選」にも選ばれている荒崎公園は、その荒々しい奇岩が作り出す景観が有名です。 特に、相模湾に沈む夕日の美しさは格別で、磯遊びだけでなく、夕日の鑑賞スポットとしても知られています。

1.2 磯遊びのベストシーズンと潮位の見方

荒崎公園での磯遊びを最大限に楽しむためには、ベストシーズンと潮位を把握することが重要です。

磯遊びのベストシーズンは、春先から海水浴シーズンが終わる秋頃までです。 特に水温が暖かくなる時期は、潮だまりに多くの生き物が見られ、快適に活動できます。夏には、熱帯系の魚たちに出会えるチャンスもあります。

そして最も重要なのが「潮位」です。磯遊びは、潮が大きく引く「干潮」の時間帯に限定されます。干潮時には、普段は海中に隠れている岩場や潮だまりが露わになり、生き物たちを観察しやすくなります。

潮位の確認は、インターネットで「〇月〇日 横須賀 潮位表」や「横須賀 潮見表」と検索することで、簡単に調べることができます。特に、大潮や中潮の干潮時は、普段見られないような広範囲の磯が姿を現すため、おすすめです。以下の表を参考に、お出かけの計画を立てましょう。

潮の種類 特徴 磯遊びへの影響
大潮 満潮と干潮の差が最も大きい 最も広範囲の磯が露出し、磯遊びに最適
中潮 大潮の次に満潮と干潮の差が大きい 大潮に次いで磯遊びに適している
小潮 満潮と干潮の差が小さい 磯が露出する範囲が狭く、生き物が見つけにくい場合がある
長潮・若潮 潮の干満差がさらに小さい、または変化し始める時期 磯遊びにはあまり適さない

お出かけの際は、必ず事前に潮位表を確認し、干潮時刻の前後2時間程度を目安に磯遊びの時間を設定することをおすすめします。

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2. 荒崎公園の磯遊び 準備と安全対策

荒崎公園での磯遊びを最大限に楽しむためには、事前の準備と安全対策が不可欠です。自然の中で安全かつ快適に過ごすためのポイントをしっかりと押さえて、素晴らしい体験にしましょう。

2.1 磯遊びに必要な持ち物リスト

潮だまりの生き物観察をより楽しく、そして安全に行うために、以下の持ち物を用意しましょう。忘れ物がないように、出発前に必ずチェックしてください。

カテゴリ 持ち物 備考
服装・身に着けるもの
  • 帽子(日差し対策)
  • サングラス(目の保護)
  • 濡れても良い動きやすい服装
  • 長袖・長ズボン(日焼け、擦り傷対策)
  • マリンシューズまたは滑りにくいサンダル
日差しが強い日は特に重要です。
観察用具
  • 虫眼鏡(小さな生き物の観察に)
  • 観察ケース、バケツ(一時的に生き物を観察する際に)
  • 図鑑(見つけた生き物の名前を調べる)
  • カメラ(思い出の記録に)
観察ケースは、生き物を傷つけないよう、水を入れて使用しましょう。
安全・衛生用品
  • 軍手または滑り止め付き手袋(岩場での怪我防止)
  • タオル
  • 日焼け止め
  • 飲み物(水分補給)
  • 救急セット(絆創膏、消毒液など)
  • ウェットティッシュ、ビニール袋(ゴミ持ち帰り用)
磯場は滑りやすく、鋭い貝殻などもあるため、手袋は必須です。
その他
  • 着替え(濡れた場合のために)
  • レジャーシート(休憩時や荷物置き場に)
車で訪れる場合は、着替えがあると帰りの道中も快適です。

2.2 磯遊びに適した服装と靴

荒崎公園の磯場は、ゴツゴツとした岩場や滑りやすい場所が多く、また日差しを遮る場所も少ないため、適切な服装と靴選びが安全に楽しむための鍵となります。

2.2.1 磯遊びに適した服装

  • 長袖・長ズボン: 日焼けや岩場での擦り傷、クラゲなどから肌を守ります。速乾性のある素材がおすすめです。
  • 帽子: 熱中症対策として、つばの広い帽子で日差しを遮りましょう。
  • 濡れても良い服: 潮だまりに入ったり、波をかぶったりすることもあるため、濡れてもすぐに乾く素材や、着替えを用意しておくと安心です。

2.2.2 磯遊びに適した靴

  • マリンシューズ: 磯遊びに最も適しています。水中で滑りにくく、足の保護にもなります。
  • かかとが固定できるサンダル: クロックスのようなかかとが固定できるタイプも良いですが、岩場で滑りやすい素材は避けましょう。
  • 長靴: 深い潮だまりに入りたい場合や、足を濡らしたくない場合に有効です。ただし、滑りやすいものもあるので注意が必要です。

スニーカーやヒールの高い靴、底が平らで滑りやすいサンダルは非常に危険ですので、絶対に避けましょう。

2.3 安全に楽しむための注意点とマナー

荒崎公園の豊かな自然を守り、誰もが安全に磯遊びを楽しむために、以下の点に注意し、マナーを守りましょう。

  • 潮位の確認: 磯遊びは干潮時に行うのが基本です。事前に潮見表を確認し、満潮時刻を把握して孤立しないように注意しましょう。潮の満ち引きは予想以上に早いです。
  • 滑りやすい岩場: 磯場は海藻などで滑りやすくなっています。焦らず、足元をよく見て慎重に歩きましょう。特に濡れた岩やコケが生えている場所は危険です。
  • 生き物の観察: 観察する際は、生き物を捕まえすぎたり、持ち帰ったりしないようにしましょう。観察後は元の場所にそっと戻し、触りすぎないように心がけてください。一部の生き物(ウニなど)は毒を持つものもいるので、素手で触るのは避けましょう。
  • ゴミは持ち帰り: 持ち込んだゴミはすべて持ち帰りましょう。荒崎公園の美しい自然環境を保つためにご協力をお願いします。
  • 天候の変化に注意: 急な天候の変化に備え、雨具や防寒着を用意しておくと安心です。雷が鳴り始めたらすぐに避難しましょう。
  • 子供から目を離さない: 小さなお子様連れの場合は、常に目を離さず、危険な場所に近づかないように見守りましょう。
  • ライフジャケットの着用: 特に小さなお子様や泳ぎに自信のない方は、万が一の転落に備えライフジャケットを着用することをおすすめします。

荒崎公園の磯は、多くの生き物たちが暮らす大切な場所です。私たち一人ひとりがマナーを守ることで、この素晴らしい自然環境が未来へと受け継がれていきます。ルールとマナーを守り、安全に磯遊びを楽しみましょう

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3. 荒崎公園の磯遊び 生き物図鑑 潮だまりの主役たち

荒崎公園の潮だまりは、小さな海の生き物たちの宝庫です。潮が引いた岩場にできる水たまりには、多種多様な生き物たちが身を寄せ合って暮らしています。ここでは、そんな潮だまりで見つけられる代表的な生き物たちを、写真とともに詳しく解説します。観察の際は、生き物に優しく触れ、元の場所に戻してあげることが大切です。荒崎海岸は、岩礁帯が広がり、磯遊びに最適な場所として知られています。

3.1 カニの仲間たちを見つけよう

磯遊びの主役ともいえるカニの仲間たちは、潮だまりのあちこちで活発に動き回っています。石の下や岩の隙間をそっと覗いてみましょう。荒崎公園では、さまざまな種類のカニに出会うことができます。

3.1.1 イソガニ

イソガニは、日本の磯で最もよく見られるカニの一つです。甲羅の色は茶色や緑がかったものなど個体差があり、比較的平たい甲羅が特徴です。動きが素早く、捕まえようとするとすぐに岩の隙間に隠れてしまいます。主に海藻や小動物の死骸などを食べる雑食性です。

3.1.2 ヒライソガニ

ヒライソガニもイソガニと同様に、潮だまりでよく見かけるカニです。イソガニに似ていますが、甲羅の幅が広く、より平べったい形をしています。体色は暗褐色から黒っぽいものが多く、岩の色に溶け込んでいます。岩の隙間に潜り込むのが得意で、見つけるには少し根気が必要です。

3.1.3 ケフサイソガニ

ケフサイソガニは、甲羅や脚に短い毛(剛毛)が生えているのが特徴です。そのため、少しフサフサとした見た目をしています。他のイソガニの仲間と比べて、比較的動きがゆっくりなことが多いですが、やはり隠れるのが上手です。潮だまりの海藻の間などで見つけることができます。

3.2 貝の仲間たちを観察しよう

潮だまりの岩肌や石の裏には、さまざまな種類の貝たちが張り付いています。彼らはじっとしているように見えても、それぞれが懸命に生きています。荒崎公園では、イボタマキビやアラレタマキビ、メダカラ、カサガイなど、多種多様な貝が見られます。

3.2.1 巻貝の種類と特徴

巻貝は、その名の通り殻が螺旋状に巻いている貝の仲間です。岩に張り付いて海藻を食べるものや、砂の中を移動するものなど、生態はさまざまです。

種類 特徴 観察ポイント
イボタマキビ 殻の表面に小さなイボ状の突起がある小型の巻貝です。岩礁域の潮間帯に生息し、海藻を食べています。 岩の表面や海藻の間に群生していることが多いです。
アラレタマキビ イボタマキビと似ていますが、殻の突起がより細かく、ザラザラとした質感が特徴です。こちらも岩に張り付いて生活しています。 イボタマキビと同じような場所で見られますが、よく見比べると違いが分かります。
カサガイの仲間 殻が円錐形や帽子のような形をした巻貝です。岩に強く吸着しており、潮が引くと殻の中に身を隠して乾燥を防ぎます 岩の表面にしっかりと張り付いているので、剥がそうとせずそっと観察しましょう。

3.2.2 二枚貝の種類と特徴

二枚貝は、左右対称の二枚の殻を持つ貝の仲間です。砂の中に潜って生活するものや、岩に固着するものなどがあります。

種類 特徴 観察ポイント
フジツボの仲間 厳密には貝ではありませんが、二枚貝のように殻を持ち、岩に固着して生活しています。白い火山のような形をしており、潮が満ちると蔓脚を広げてプランクトンを捕食します。 岩の表面にびっしりと付着しているのをよく見かけます。
イガイの仲間 黒っぽい殻を持つ二枚貝で、足糸と呼ばれる繊維で岩に固着しています。群れで生息していることが多く、潮だまりの岩の隙間などで見られます。 群生していることが多いので、まとまって見つけることができます。

3.3 ヒトデとウニ 棘皮動物の不思議

潮だまりには、棘皮動物と呼ばれるユニークな生き物たちも暮らしています。ヒトデやウニはその代表格で、体の表面に棘を持つのが特徴です。

3.3.1 ヒトデの探し方と種類

ヒトデは、潮だまりの石の下や岩の隙間、海藻の間などに隠れていることがあります。ゆっくりと石をひっくり返してみると、鮮やかな色のヒトデが見つかるかもしれません。荒崎公園では、ニホンクモヒトデなどが観察されています。

一般的なヒトデは五本の腕を持つものが多いですが、中にはそれ以上の腕を持つ種類もいます。体の中心から放射状に伸びる腕が特徴で、裏側にあるたくさんの管足を使ってゆっくりと移動します。触ってみると意外と硬く、表面はザラザラしています。観察が終わったら、そっと元の場所に戻してあげましょう。

3.3.2 ウニの観察ポイント

ウニもヒトデと同様に、岩の隙間や潮だまりのくぼみに隠れています。全身を覆う鋭い棘が特徴で、触る際には十分な注意が必要です。荒崎公園では、ウニが見つかったという報告もあります。

ウニは海藻などを食べる草食性のものが多く、潮だまりの藻類を食べている姿を観察できるかもしれません。棘の間に見える小さな口や、ゆっくりと動く様子を観察してみましょう。毒を持つウニもいるため、素手で触るのは避け、観察に徹することが安全に楽しむための鉄則です。ウニ殻(ウニの骨格)が浜辺に打ち上げられていることもあります。

3.4 磯の魚たち 泳ぎ回る小さな命

潮だまりには、小さな魚たちが泳ぎ回っています。彼らは潮が引いた際に取り残されたり、隠れたりして生活しています。荒崎公園の潮だまりでは、ハゼの仲間やメバルの仲間、魚の稚魚など、さまざまな魚が見られます。

3.4.1 ハゼの仲間

ハゼの仲間は、潮だまりの底や石の影に身を潜めていることが多い魚です。小さな体と大きな頭、そして底を這うように泳ぐ姿が特徴です。荒崎公園では、ハゼが見つかったという報告があります。 網を使ってそっと捕まえ、観察ケースに入れてみると、その可愛らしい姿をじっくりと見ることができます。

彼らは縄張り意識が強く、潮だまりの中でも自分の場所を決めて生活しています。観察ケースの中で、小さなひれを使ってバランスをとる様子や、餌を探す仕草を観察してみましょう。

3.4.2 メバルの仲間

メバルの仲間は、潮だまりのやや深い場所や、岩の陰に隠れていることがあります。大きな目と、岩の色に似た体色が特徴です。幼魚のうちは潮だまりでも見られることがあり、警戒心が強く、すぐに岩陰に隠れてしまいます。

見つけることができたら、そっと距離を保ち、彼らが岩の間を泳ぎ回る様子を観察してみましょう。小さな体ながらも力強く泳ぐ姿は、潮だまりの生態系を支える大切な存在です。

3.5 その他 磯のユニークな生き物たち

カニや貝、魚以外にも、荒崎公園の潮だまりには個性豊かな生き物たちがたくさんいます。彼らの生態を観察するのも、磯遊びの大きな楽しみの一つです。

3.5.1 イソギンチャク

イソギンチャクは、潮だまりの岩に固着している動物です。一見すると植物のようですが、触手を使って小動物を捕食する肉食動物です。荒崎公園では、ウメボシイソギンチャクやサンゴイソギンチャクが見られることもあります。

潮が満ちている時には、花のように触手を広げていますが、潮が引いて乾燥しそうになると、触手を縮めて身を守ります。触手は粘着性があり、小さな生き物が触れると捕らえてしまいます。そっと触れてみると、その独特の感触に驚くことでしょう。

3.5.2 ヤドカリ

ヤドカリは、貝殻を背負って生活する甲殻類の仲間です。潮だまりの底をちょこちょこと歩き回る姿は、磯遊びの人気者です。荒崎公園では、ヤドカリがよく見つかります。

彼らは成長するにつれて、より大きな貝殻に引っ越しをします。空き貝殻を見つけると、慎重に貝殻を選び、素早く引っ越す様子を観察できるかもしれません。さまざまな種類の貝殻を背負ったヤドカリがいるので、お気に入りのヤドカリを見つけてみましょう。

3.5.3 ゴカイ

ゴカイは、潮だまりの石の下や砂の中に潜んでいることが多い、細長い体をした環形動物です。一見地味な存在ですが、潮だまりの分解者として重要な役割を担っています。

石をひっくり返すと、赤い体をしたゴカイが素早く動き回るのを見かけることがあります。細かく分かれた体節と、体側にあるたくさんの足のような突起(疣足)を使って移動します。触るとヌルヌルとした感触ですが、毒はないので安心して観察できます。

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4. 荒崎公園の磯遊びをもっと楽しむコツ

荒崎公園での磯遊びは、ただ生き物を見つけるだけでなく、観察の視点や記録の工夫によってさらに奥深く、楽しい体験になります。ここでは、磯遊びの魅力を最大限に引き出すためのヒントをご紹介します。

4.1 子供と一緒に学ぶ生き物観察のヒント

子供にとって磯遊びは、五感を使いながら自然と触れ合う貴重な学習の場です。生き物を観察することは、命を大切にする気持ちを育み、地球環境の問題に関心を持つことにもつながります。ただ「見る」だけでなく、様々なアプローチで生き物への興味を引き出し、学びを深めましょう。

  • 観察シートの活用: 事前に簡単な生き物観察シートを用意し、見つけた生き物の名前や特徴、色などを書き込ませてみましょう。絵を描くスペースを設けるのもおすすめです。
  • 「なぜ?」を問いかける: 「このカニはどうしてこんな色をしているんだろう?」「この貝はどこに住んでいるのかな?」など、子供の好奇心を刺激する問いかけをすることで、自ら考える力を育むことができます。
  • 図鑑との連携: 磯で観察した生き物を、持ち帰った後に図鑑で詳しく調べてみましょう。名前を知るだけでなく、生態や生息環境を学ぶことで、知識がより定着し、次の磯遊びへの期待感も高まります
  • 役割分担で協力: 「網係」「バケツ係」「記録係」など、役割を決めて協力しながら観察することで、チームワークや責任感を養うことができます。

磯の生き物は、それぞれが独自の生態を持っています。子供と一緒にその不思議を解き明かす過程は、忘れられない思い出となるでしょう

4.2 写真撮影のポイントと記録の残し方

磯で見つけた感動的な瞬間やユニークな生き物の姿は、写真や記録として残しておくことで、後から見返したり、家族や友人と共有したりする楽しみが広がります。ここでは、より魅力的な記録を残すためのポイントをご紹介します。

生き物を美しく撮るための撮影テクニック

小さな磯の生き物を撮影するには、いくつかの工夫が必要です。以下の点を意識して、生き生きとした瞬間を捉えましょう。

  • 低いアングルで: 生き物の目線に合わせて低い位置から撮影すると、臨場感あふれる写真になります。
  • マクロモードを活用: スマートフォンやデジタルカメラのマクロモード(接写モード)を使うと、小さな生き物の細部まで鮮明に写すことができます。
  • 光の向きを意識: 順光(太陽を背にして撮影)で撮ると、生き物の色や形がはっきりと写ります。ただし、逆光でシルエットを際立たせるなど、表現の幅を広げることも可能です。
  • 背景をシンプルに: 主役である生き物が引き立つよう、できるだけ背景がごちゃごちゃしない場所を選んで撮影しましょう。
  • 水中の撮影: 防水機能付きのカメラやスマートフォン用防水ケースがあれば、水中の生き物も撮影できます。水面が波立っているとピントが合いにくいので、波が穏やかなタイミングを狙いましょう。

観察記録の効果的な残し方

写真だけでなく、観察した内容を記録に残すことで、磯遊びの体験がより豊かなものになります。記録の方法は様々です。

記録方法 特徴 おすすめポイント
ノート・スケッチブック 手書きの文字や絵で記録 観察した時の感動や発見を詳細に書き残せる

・絵を描くことで生き物の特徴をより深く理解できる

観察日誌形式 ・日時、潮位、天気などの環境情報も併せて記録できる

長期的な変化や傾向を把握するのに役立つ

スマートフォン・タブレット 写真、動画、音声メモ 手軽に多くの情報を記録できる

・GPS機能で観察場所を記録したり、アプリで生き物の名前を調べたりすることも可能

生き物図鑑アプリ 写真から生き物を同定 見つけた生き物の名前をその場で特定しやすい

・生態情報もすぐに確認できる(例:環境省の「いきものログ」アプリ)

記録する際は、見つけた生き物の名前だけでなく、「どこにいたか」「何をしていたか」「どんな色だったか」など、具体的な情報を書き添えることで、後から見返したときに鮮明に思い出せるでしょう。記録を通じて、荒崎公園の磯の多様な生態系への理解を深めてください。

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5. 荒崎公園へのアクセスと施設情報

自然豊かな荒崎公園での磯遊びを計画する上で、スムーズなアクセス方法と、公園内の設備情報は欠かせません。ここでは、公共交通機関や車でのアクセス、駐車場の詳細、そして公園で利用できる施設や利用上の注意点について詳しく解説します。

5.1 公共交通機関でのアクセス方法

荒崎公園へ公共交通機関を利用して訪れる場合、主に電車とバスを乗り継ぐことになります。

京浜急行電鉄「三崎口駅」が最寄りの駅です。三崎口駅からは、「荒崎」行きのバスに乗車し、終点の「荒崎」バス停で下車してください。バス停からは徒歩約5分で公園に到着します。バスの乗車時間は約25分が目安です。

5.2 車でのアクセスと駐車場案内

車で荒崎公園へ向かう場合は、以下のルートが便利です。

横浜横須賀道路を利用し、三浦縦貫自動車道へ進みます。三浦縦貫自動車道の林出口で降り、突き当りのT字路を左折して国道134号線を南下してください。その後、「荒崎入口」交差点を右折し、道なりに約10分進むと荒崎公園に到着します。

5.2.1 荒崎公園駐車場情報

公園には専用の駐車場が完備されており、車での来園も安心です。駐車場に関する詳細は以下の通りです。

駐車場名:NPC24H荒崎公園駐車場

項目 詳細
収容台数 普通車89台、大型車3台
駐車時間
  • 1月、11月、12月:8:00~17:30
  • 2月~4月、10月:8:00~18:30
  • 5月~9月:8:00~19:30
駐車料金
  • 有料期間(土曜・日曜・祝日および7月20日~8月31日):普通車1,000円/1回、大型車2,000円/1回
  • 有料期間以外の平日(夏休みを除く):無料
  • 自動二輪車:無料
  • 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は駐車料金が全額免除となります。精算機横のインターフォンを押し、カメラに手帳をかざしてください。
備考 入庫後最初の30分は無料です。

5.3 公園内の設備と利用案内

荒崎公園は、来園者が快適に過ごせるよう様々な設備が整えられています。利用上のルールと合わせて確認しておきましょう。

住所:〒238-0316 神奈川県横須賀市長井6-5320-3 (荒崎公園 公式サイト)

電話番号:046-857-2500(長井海の手公園管理事務所内)

営業時間:24時間散策自由

定休日:年中無休

入園料:無料

5.3.1 主な施設

  • エントランス広場:公園の入口です。
  • ピクニックの丘:広々とした空間でピクニックに最適です。
  • どんどんびき:押し寄せた波が引く様子を間近で見られるスポットです。
  • 憩いの広場:テーブルとベンチが設置されており、休憩に利用できます。
  • 潮風の丘「かながわの景勝50選」に指定されている眺望が楽しめる場所です。
  • はまゆうの広場:横須賀市の花であるハマユウが咲き誇ります。
  • 夕日の丘:富士山や天城連山を望むことができ、美しい夕日を堪能できる展望デッキがあります。
  • トイレ:園内に1ヶ所(男子2、女子3)あります。女子トイレのみおむつ交換が可能ですが、車イスには対応していません。

5.3.2 利用上の注意点とマナー

公園を訪れる際は、以下の点に注意し、マナーを守って利用しましょう。

  • トンビにご注意ください:屋外で食事をする際は、トンビが食べ物を狙うことがありますので十分な注意が必要です。
  • キャンプ:事故や騒音の問題が発生するため、公園内でのキャンプは禁止されています。
  • バーベキュー:海岸の砂地を除き、都市公園法により焚き火や危険なおそれのある行為は禁止されています。
  • 花火:芝生の無い広い場所で、水を用意して行うようにしてください。夜間の花火は騒音等の問題があるため禁止されています。
  • ペット:犬の放し飼いは禁止されています。リードを着用し、フンは必ず持ち帰りましょう。
  • バリアフリー:公園全体はバリアフリーに対応していますが、磯辺歩きは足元が不安定なため、健脚な方向けです。車椅子対応トイレは設置されていません。
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6. まとめ

荒崎公園での磯遊びは、豊かな自然の中で多様な生き物たちと出会える貴重な体験です。潮だまりに息づくカニや貝、ヒトデ、小さな魚たちを観察することは、子どもから大人までを夢中にさせるでしょう。本記事で紹介した準備や安全対策をしっかり行い、生き物図鑑を参考にすることで、より深く、安全に磯遊びを楽しめます。ぜひ荒崎公園を訪れ、神秘的な磯の生命に触れ、忘れられない思い出を作ってください。

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