日本三大名瀑、袋田の滝。その壮大な姿を「裏側」から眺めるという、他では味わえない特別な体験ができます。この記事では、「裏見の滝」と呼ばれる袋田の滝の裏側を存分に探検するための完全ガイドです。観瀑トンネルを抜けた先に広がる秘境へのアクセス方法から、迫力満点の滝の裏側、そして第一・第二観瀑台からの絶景パノラマまで、見どころを詳細に解説。さらに、四季折々の表情を捉えるフォトスポットや、周辺の楽しみ方、営業時間、駐車場といった基本情報まで網羅しています。この記事を読めば、袋田の滝の「裏側」の魅力を最大限に堪能し、最高の思い出と絶景写真を残せること間違いなしです。
1. 袋田の滝 その全貌と裏側の魅力

1.1 日本三大名瀑 袋田の滝とは
袋田の滝は、茨城県久慈郡大子町を流れる久慈川の支流、滝川に位置する壮大な滝です。「日本三大名瀑」の一つに数えられ、その雄大さと四季折々の美しい景観で知られています。高さ120メートル、幅73メートルを誇り、四段に分かれて流れることから「四度の滝」とも呼ばれています。この「四度」には、西行法師が「四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と称賛したという逸話も残されており、季節ごとに異なる表情を見せる滝の魅力が凝縮されています。特に秋の紅葉シーズンや冬の氷瀑は、多くの観光客を魅了します。
1.2 滝の裏側を歩く 裏見の滝の醍醐味
袋田の滝の最大の魅力の一つは、「裏見の滝」としてその裏側を間近で体感できる点にあります。通常、滝は正面から眺めるものですが、袋田の滝では観瀑トンネルを通り抜けることで、滝の裏側へと回り込むことが可能です。滝の裏側から見上げる水流は、正面から見るのとは全く異なる迫力と美しさがあります。轟音とともに流れ落ちる水しぶきを肌で感じ、光の加減で刻々と表情を変える水幕のカーテンを間近で眺める体験は、まさに五感を刺激する醍醐味です。この独特な視点から、自然の雄大さと水の力をより一層深く感じ取ることができるでしょう。
2. 滝の裏側へのアクセス方法と見どころ

袋田の滝の最大の魅力の一つは、滝の裏側からその迫力を体感できる点にあります。この独特の体験は、「裏見の滝」とも称され、訪れる人々を魅了してやみません。ここでは、その裏側へと続く道のり、そして各観瀑台からの見どころを詳しくご紹介します。
2.1 観瀑トンネルを抜けて裏側へ
袋田の滝の裏側へは、専用の観瀑トンネルを通ってアクセスします。このトンネルは、滝の正面から少し離れた場所に位置する入口から始まり、滝へと続く神秘的な通路となっています。トンネル内は、季節によって異なる展示やライトアップが施されることもあり、歩くだけでも楽しめる空間です。
トンネルを抜けると、目の前には袋田の滝の側面、そして裏側の一部が姿を現します。特に、水量の多い時期には、滝壺から立ち上る水しぶきと轟音が間近に感じられ、その圧倒的な迫力に息をのむことでしょう。ここからさらに進むと、滝の裏側を間近で鑑賞できるポイントへと到達します。かつて修験者が修行を行ったとされるこの場所は、自然のエネルギーを肌で感じられる特別な空間です。
2.2 エレベーターで滝見台へ向かう
観瀑トンネルの奥には、滝を上から見下ろすことができる滝見台へと向かうエレベーターが設置されています。このエレベーターを利用することで、体力に自信のない方やお子様連れの方でも、気軽に異なる角度からの滝の景観を楽しむことができます。エレベーターは有料ですが、その価値は十分にあります。
2.2.1 第一観瀑台からの眺め
エレベーターを降りて最初にたどり着くのが第一観瀑台です。ここは、滝の全体像を比較的近い距離から見渡せるスポットとして人気があります。特に、四段に流れ落ちる滝の全貌を捉えることができ、その雄大さに感動することでしょう。新緑の季節には周囲の緑と、紅葉の季節には燃えるような赤や黄色の葉とのコントラストが美しく、四季折々の表情を楽しむことができます。
第一観瀑台からは、滝の落ち口から滝壺へと続く水の流れがはっきりと見え、その繊細さと力強さを同時に感じられます。写真撮影にも最適な場所で、多くの観光客がここで記念の一枚を収めています。
2.2.2 第二観瀑台からの眺め
第一観瀑台からさらに階段を上ると、より高い位置に設けられた第二観瀑台へと到着します。ここは、袋田の滝をより広範囲かつ壮大なパノラマで捉えることができる絶景ポイントです。滝壺から立ち上る水煙が、太陽の光を受けて虹を作り出す様子は、まさに神秘的な光景と言えるでしょう。
第二観瀑台からは、滝の周囲の山々や、滝へと続く久慈川の流れまでを一望でき、そのスケールの大きさに圧倒されます。特に冬には、氷瀑となった袋田の滝の姿を鑑賞できる貴重な場所となります。季節ごとの自然が織りなすアートを心ゆくまで堪能してください。
3. 秘境フォトスポット案内 絶景を写真に収める

袋田の滝は、その壮大なスケールと四季折々の表情で、多くの写真愛好家を魅了する絶好のフォトスポットです。特に、滝の裏側から見上げる景色と、高台から見下ろすパノラマは、ここでしか味わえない感動的な一枚を約束します。ここでは、その秘境感あふれる撮影ポイントと、季節ごとの魅力をご紹介します。
3.1 滝の裏側から撮る迫力の一枚
「裏見の滝」の異名を持つ袋田の滝では、観瀑トンネルを通り抜けた先に広がる滝の裏側から、他では味わえない迫力ある写真を撮影できます。間近に感じる水しぶきと、轟音とともに流れ落ちる水量の多さは、まさに自然の力強さを肌で感じる体験です。特に、広角レンズを使用することで、滝壺へと流れ落ちる水のダイナミックさと、岩肌の質感を余すことなく捉えることができます。スローシャッターで撮影すれば、絹のように滑らかな水の流れを表現でき、幻想的な雰囲気の一枚を収めることができるでしょう。滝の裏側から見上げる空のコントラストもまた、印象的な構図を生み出します。
3.2 滝見台から望む壮大なパノラマ
エレベーターでアクセスする第一観瀑台と第二観瀑台からは、袋田の滝の全景を壮大なパノラマとして捉えることができます。第一観瀑台からは、滝の流れをより近くで感じられる視点から、その雄大さを切り取ることが可能です。一方、第二観瀑台は、滝全体と周囲の自然を一枚の絵のように収めることができる最高のロケーションです。特に早朝や夕暮れ時には、光の加減によって滝が様々な表情を見せるため、時間帯を変えて訪れるのもおすすめです。望遠レンズを使えば、遠くの岩肌や木々の細部まで鮮明に捉え、袋田の滝の奥行きを表現することも可能です。
3.3 四季折々の袋田の滝撮影ポイント
袋田の滝は、一年を通じて異なる魅力を見せるため、季節ごとに様々な表情を写真に収めることができます。四季折々の風景と滝のコラボレーションは、まさに絶景です。以下に、季節ごとの撮影ポイントをまとめました。
| 季節 | 主な見どころ | 撮影のポイント |
|---|---|---|
| 春 | 新緑の芽吹き、生命力あふれる風景 | 若葉の鮮やかな緑と、勢いを増す滝のコントラストを狙います。柔らかな春の光を活かし、清々しい雰囲気を表現しましょう。 |
| 夏 | 深い緑に包まれた滝、豊富な水量、涼やかな水しぶき | 真夏の太陽の下、力強く流れ落ちる滝を捉えます。滝壺のミストを活かした涼感あふれる一枚もおすすめです。 |
| 秋 | 燃えるような紅葉、滝との色彩豊かなコントラスト | 袋田の滝のハイライトともいえる紅葉の季節です。赤や黄色の鮮やかな葉と滝の見事な調和を捉えましょう。広角レンズで全体の色彩を、望遠レンズで紅葉のディテールを狙うのも良いでしょう。 |
| 冬 | 氷瀑(ひょうばく)、雪景色、幻想的な美しさ | 厳冬期には、滝全体が凍りつく氷瀑が出現し、息をのむような絶景となります。青みがかった氷の質感や、雪に覆われた周囲の山々との組み合わせは、冬ならではの神秘的な写真を生み出します。防寒対策をしっかりとして撮影に臨みましょう。 |
どの季節に訪れても、袋田の滝はあなたを飽きさせないでしょう。光の当たり方や天候によっても表情を変えるため、何度でも足を運び、あなただけの最高の瞬間をカメラに収めてください。
4. 滝見台周辺の楽しみ方

袋田の滝の雄大な姿を堪能した後は、滝見台周辺を散策して、その豊かな自然が織りなす様々な表情を発見しましょう。滝の裏側だけでなく、周辺にも見どころが点在しており、訪れる人々を魅了します。
4.1 滝見台から見下ろす不動滝
袋田の滝の主要な観瀑台からは、その壮大な姿だけでなく、少し離れた場所に位置する「不動滝」を望むことができます。本滝の圧倒的な水量とは異なり、不動滝はより静かで優美な姿を見せてくれます。特に、第二観瀑台や第三観瀑台から本滝と合わせて眺めることで、袋田の滝周辺の自然が持つ多様な美しさを一度に感じられるでしょう。この不動滝もまた、古くから信仰の対象とされてきた歴史があり、その清らかな流れは訪れる人々に安らぎを与えます。
4.2 滝周辺の散策と見どころ
観瀑トンネルを出て滝見台へと向かう道中や、滝見台を後にした後の周辺には、自然を満喫できる散策路が整備されています。特に、「吊り橋」は人気のスポットの一つです。この吊り橋からは、袋田の滝とはまた異なる角度から滝川の清流や周辺の渓谷美を眺めることができ、絶好のフォトスポットとなっています。新緑の季節には生命力あふれる緑に包まれ、紅葉の季節には錦秋の彩りが渓谷全体を鮮やかに染め上げ、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。
また、滝への入り口付近には、地元の特産品を扱う土産物店や飲食店が軒を連ねています。散策の合間に立ち寄って、地元の味覚を味わったり、旅の思い出となる品を探したりするのも良いでしょう。滝の迫力ある景観だけでなく、周辺の豊かな自然と文化に触れることで、袋田の滝観光はより一層思い出深いものとなるはずです。
5. 袋田の滝観光の基本情報

袋田の滝を訪れる際には、事前に営業時間や入場料金、アクセス方法などを確認しておくことが重要です。スムーズな観光のために、以下の基本情報をご活用ください。
5.1 営業時間と入場料金
袋田の滝の観瀑施設(袋田の滝トンネル)は、季節によって営業時間が異なります。また、入場には料金がかかりますのでご注意ください。
5.1.1 営業時間
| 期間 | 営業時間 |
|---|---|
| 5月~10月 | 8:00~18:00 |
| 11月 | 8:00~17:00 |
| 12月~4月 | 9:00~17:00 |
定休日はなく、年中無休で観瀑施設をご利用いただけます。
5.1.2 入場料金(観瀑施設利用料)
観瀑施設(袋田の滝トンネル)の利用には以下の料金が必要です。料金は改定される場合がありますので、最新情報は公式ウェブサイトなどでご確認ください。
| 区分 | 料金(個人) | 料金(20名以上の団体) |
|---|---|---|
| 大人(中学生を除く15歳以上) | 500円 | 400円 |
| 子供(小・中学生) | 300円 | 200円 |
5.2 駐車場とアクセス
袋田の滝へのアクセスは、公共交通機関と自家用車のどちらでも可能です。周辺には複数の駐車場が整備されています。
5.2.1 駐車場
袋田の滝周辺には、町営の無料駐車場と民間の有料駐車場があります。混雑時には、滝から少し離れた町営駐車場もご検討ください。
- 町営無料駐車場
- 第1駐車場:普通車約37~42台収容。滝まで約1km、徒歩約13分です。
- 第2駐車場:普通車約203~223台収容。滝まで約1.5km、徒歩約15分です。
- 民間有料駐車場:滝見橋周辺に多数あり、約700台収容可能です。お土産店や飲食店を利用すると無料になる場合もあります。料金は1回500円程度が目安です。
5.2.2 アクセス
電車・バスをご利用の場合
JR水郡線「袋田駅」で下車し、路線バスまたはタクシーをご利用ください。バスで約7~10分、バス停「滝本」下車後、徒歩約10分で袋田の滝に到着します。 JR水郡線「常陸大子駅」からもバスが出ており、約15分で「滝本」バス停に到着します。
| 区間 | 所要時間(バス) | 運賃(大人) |
|---|---|---|
| 袋田駅 ⇔ 滝本 | 約7~10分 | 260円 |
| 常陸大子駅 ⇔ 滝本 | 約15分 | 420円 |
バスの本数が少ない時間帯もありますので、事前に時刻表をご確認いただくか、タクシー(約10分、1,000円強)または徒歩(約40分)もご検討ください。
車をご利用の場合
常磐自動車道「那珂IC」から国道118号線を経由し、約50分~60分で袋田の滝に到着します。 そのほか、東北自動車道「宇都宮IC」からは約1時間30分、「矢板IC」からは約1時間20分です。
6. まとめ
袋田の滝は、その壮大な姿だけでなく、観瀑トンネルを抜け、滝の裏側を歩く「裏見の滝」としての体験に最大の魅力があります。第一・第二観瀑台からは異なる視点で滝の全貌を捉えられ、特に裏側からの眺めは、自然の迫力を肌で感じる唯一無二のものです。四季折々に表情を変えるこの地は、訪れるたびに新たな感動を与えてくれるでしょう。ぜひ、秘境のフォトスポットで、記憶に残る一枚を撮影し、袋田の滝の真髄を体感してください。

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