習志野市に位置する谷津干潟は、ラムサール条約にも登録された国際的に重要な湿地です。この記事では、谷津干潟でバードウォッチングを始めたい初心者の方のために、その魅力から必要な持ち物、季節ごとの服装、鳥の見つけ方、そして出会える野鳥の種類まで、一から丁寧に解説します。双眼鏡のレンタル情報や観察センターの活用法、アクセス方法、自然を守るためのマナーまで網羅しているので、この記事を読めば、谷津干潟でのバードウォッチングが初めての方でも安心して、その豊かな自然と野鳥観察を存分に楽しむことができるでしょう。
1. 谷津干潟ってどんな場所?習志野市の自然を満喫

習志野市に位置する谷津干潟は、東京湾の最奥部に残された貴重な干潟です。約40ヘクタールの広さを持つこの干潟は、周囲を住宅地や高速道路に囲まれた「都会のオアシス」として知られています。かつて東京湾一帯に広がっていた広大な干潟が埋め立てられていく中で、市民による長年の保護活動によって守られてきました。
谷津干潟は、東と西の2本の水路を通じて東京湾とつながっており、潮の満ち引きによって海水が出入りします。満潮時には水深約1mとなり、プランクトン、エビ、カニ、貝、ゴカイ、魚など、数多くの生きものが生息する豊かな生態系を育んでいます。
1.1 ラムサール条約湿地 谷津干潟の魅力
谷津干潟は、その生態系が国際的に高く評価され、1993年6月10日に日本で7番目、干潟としては初めてラムサール条約湿地に登録されました。
この干潟の最大の魅力は、渡り鳥にとって非常に重要な中継地である点です。シベリアやアラスカなど北の国と、東南アジアやオーストラリアなど南の国を往来するシギ・チドリ類が、長距離移動の途中で休息し、栄養を補給するために谷津干潟を利用します。 年間約110種類の野鳥が確認されており、特にシギ・チドリ類が多く飛来することで全国的に有名です。
また、谷津干潟には水鳥だけでなく、以下のような多様な生物が生息しており、豊かな生命の営みに触れることができます。
| 生物の種類 | 具体的な例 |
|---|---|
| 底生生物 | ゴカイ、貝類(ホンビノス貝、アサリなど)、カニ類(ヤマトオサガニ、コメツキガニなど) |
| 魚類 | ボラ、アカエイ、トビハゼ、カレイの幼魚、スズキなど |
| その他 | プランクトン、海藻類(アオサなど) |
都市部にありながらも、これほど豊かな自然が残されている谷津干潟は、自然保護のシンボルであり、多くの人々にとって貴重な学習と憩いの場となっています。
1.2 谷津干潟自然観察センターの役割
谷津干潟の南岸に位置する谷津干潟自然観察センターは、干潟の自然を学び、体験するための拠点施設です。
このセンターは、来館者が干潟の素晴らしさや大切さを理解し、将来にわたって谷津干潟を保全していくための「拠点」としての役割を担っています。
主な役割と提供している内容は以下の通りです。
- 観察支援:館内からは巨大なガラス面越しに干潟の様子を一望でき、野鳥の観察を間近で楽しめます。観察フロアにはレンジャーが常駐し、干潟の自然や野鳥観察の案内を行っています。
- 環境教育・学習:干潟の自然や歴史、生きもの同士のつながりや人と自然のつながりを伝える展示が充実しています。小・中学校との連携による環境教育プログラムや、市民ボランティア、ジュニアレンジャー、ユース世代を対象とした育成事業も展開しています。
- 情報発信:谷津干潟に飛来する渡り鳥の情報や、干潟の生態系に関する様々な情報を発信しています。
- 保全活動:市民参加による清掃活動や、アオサの繁茂対策、堆積物除去など、干潟の環境保全に向けた取り組みを推進しています。
谷津干潟自然観察センターは、単なる観察施設にとどまらず、市民が自然保護に参加し、環境について学ぶことができる重要な役割を果たしています。
2. バードウォッチング初心者が谷津干潟で楽しむ準備

谷津干潟でのバードウォッチングを最大限に楽しむためには、事前の準備が重要です。特に初心者の方は、必要な持ち物や適切な服装を整えることで、より快適に、そして安全に観察を行うことができます。
2.1 谷津干潟バードウォッチングに必要な持ち物
谷津干潟でのバードウォッチングを始めるにあたり、いくつか準備しておきたいアイテムがあります。これらを揃えることで、観察の質が向上し、より多くの発見があるでしょう。
| アイテム | 説明・ポイント |
|---|---|
| 双眼鏡 | 野鳥を間近で観察するための必需品です。倍率は8~10倍程度が初心者には扱いやすくおすすめです。谷津干潟自然観察センターでのレンタルも検討できます。 |
| 野鳥図鑑 | 観察した鳥の名前や特徴をその場で調べられるため、学びが深まります。持ち運びやすいポケットサイズのものや、谷津干潟周辺で見られる鳥に特化したものが便利です。 |
| 筆記用具とメモ帳 | 観察した鳥の種類、数、行動、発見場所、日付などを記録するのに役立ちます。後で見返したときに、記録が残っていると楽しさが増します。 |
| 帽子 | 日差しが強い日には日射病対策、寒い日には防寒対策として役立ちます。つばの広いものがおすすめです。 |
| 飲み物 | 特に夏場や長時間観察する際には、水分補給が欠かせません。水筒などを持参し、こまめに水分を摂りましょう。 |
| タオル | 汗を拭いたり、急な汚れに対応したりと、何かと便利です。 |
| 動きやすい靴 | 干潟周辺の遊歩道は舗装されていますが、長時間歩くことも想定し、履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズが適しています。 |
| リュックサック | 両手が空くため、双眼鏡の操作やメモを取る際に便利です。必要な持ち物をまとめて収納できます。 |
2.2 谷津干潟バードウォッチングに適した服装
谷津干潟でのバードウォッチングは、屋外での活動となるため、天候や気温の変化に対応できる服装が求められます。特に、自然に溶け込むような落ち着いた色の服を選ぶことで、鳥たちを驚かせずに観察しやすくなります。
2.2.1 季節ごとの服装ポイント
| 季節 | 服装のポイント |
|---|---|
| 春(3月~5月) | 日中は暖かくても朝晩は冷え込むことがあります。薄手のジャケットやカーディガンなど、重ね着で調節できる服装がおすすめです。風が強い日もあるため、防風性のあるアウターがあると良いでしょう。 |
| 夏(6月~8月) | 日差しが強く、気温も高くなるため、通気性の良い素材の服を選びましょう。虫刺されや日焼け対策として、長袖・長ズボンが望ましいです。帽子やサングラスも忘れずに。 |
| 秋(9月~11月) | 快適な気候ですが、日によって寒暖差が大きくなります。脱ぎ着しやすい上着や、薄手のフリースなどを準備し、重ね着で対応できるようにしましょう。 |
| 冬(12月~2月) | 風が強く、非常に冷え込むことがあります。ダウンジャケットや厚手のコート、フリースなどで徹底した防寒対策が必要です。手袋、マフラー、ニット帽なども活用し、体の冷えを防ぎましょう。足元は防水性のある暖かい靴が適しています。 |
どの季節でも、動きやすさを重視し、汚れても気にならない服装を選ぶことが大切です。また、野鳥を驚かせないよう、目立つ色や光沢のある素材は避け、アースカラーなど自然に馴染む色合いを選ぶと良いでしょう。
3. 谷津干潟でバードウォッチングを始める方法

3.1 観察センターでの情報収集と双眼鏡レンタル
谷津干潟でバードウォッチングを始めるにあたり、まずは谷津干潟自然観察センターを訪れるのがおすすめです。センター内では、その日に観察された野鳥の情報や、初めての方でも楽しめる観察のコツなどを得ることができます。
専門のスタッフが常駐しており、質問に答えてくれたり、おすすめの観察ポイントを教えてくれたりすることもあります。バードウォッチングに欠かせない双眼鏡は、センターでレンタル可能です。手ぶらで訪れてもすぐにバードウォッチングを始められるのは、初心者にとって大きなメリットです。レンタル料金や時間については、事前にセンターのウェブサイトで確認するか、直接問い合わせてみましょう。
3.2 谷津干潟の観察ポイントと鳥の見つけ方
谷津干潟には、複数の観察ポイントが設けられています。観察センターの展望室からは、干潟全体を見渡すことができ、広範囲にわたる鳥の群れを捉えることができます。干潟沿いに整備された遊歩道からは、より間近で野鳥の様子を観察することが可能です。
鳥を見つけるには、まず静かに周囲の環境に目を凝らし、耳を澄ませることが大切です。特に、潮が引いた干潟では、水辺で餌を探すシギやチドリの仲間を多く見つけることができます。双眼鏡を使う際は、まず肉眼で鳥を見つけ、その後に双眼鏡をゆっくりと合わせて焦点を調整するとスムーズです。
3.2.1 シギやチドリを探そう
谷津干潟は、シギやチドリの仲間にとって重要な中継地であり、繁殖地や越冬地でもあります。彼らは干潟の泥の中にいるゴカイやカニなどを捕食するため、潮の満ち引きに合わせて活発に採餌する様子を観察できます。小さな体を素早く動かしながら長い嘴を泥に差し込む姿や、群れで一斉に飛び立つ姿は、バードウォッチャーを魅了します。
代表的な種類としては、ダイゼン、ハマシギ、トウネンなどが挙げられます。それぞれの鳥の大きさ、嘴の形、足の長さ、羽の色などに注目すると、種類の判別がしやすくなります。
3.2.2 渡り鳥の飛来時期
谷津干潟は、渡り鳥にとって重要な休息地、採餌地となっています。季節によって訪れる鳥の種類が大きく変わるため、年間を通じて様々な野鳥との出会いが期待できます。特に、春と秋の渡りの時期は、多くの種類の鳥が飛来し、バードウォッチングのベストシーズンとされています。
以下の表は、谷津干潟でよく見られる渡り鳥の一般的な飛来時期と観察のポイントを示しています。
| 季節 | 主な渡り鳥の種類 | 観察のポイント |
|---|---|---|
| 春(3月~5月) | シギ・チドリ類(北へ渡る途中)、カモ類(北へ移動)、ツバメ | 北上する途中の休息・採餌の様子を観察。干潟全体に活気があります。 |
| 夏(6月~8月) | サギ類、コアジサシ、繁殖期の留鳥 | 幼鳥の姿が見られることも。暑さ対策を忘れずに。 |
| 秋(9月~11月) | シギ・チドリ類(南へ渡る途中)、カモ類(越冬のため飛来)、ガン類 | 南下する途中の休息・採餌の様子を観察。種類が豊富で賑やかです。 |
| 冬(12月~2月) | カモ類、ガン類、カモメ類、猛禽類(オオタカなど) | 越冬のために多くの水鳥が飛来。防寒対策をしっかりとして観察しましょう。 |
4. 習志野市谷津干潟で出会える野鳥たち

習志野市の谷津干潟は、東京湾に残された貴重な自然環境であり、多種多様な野鳥が観察できることで知られています。特に、シギ・チドリ類をはじめとする水鳥の重要な中継地となっており、年間を通じて多くの鳥たちが訪れます。ラムサール条約登録湿地として国際的にもその価値が認められており、約40ヘクタールの干潟には、ゴカイやカニ、貝、小魚など、鳥たちの豊富な餌となる生き物が生息しています。谷津干潟自然観察センターの記録では、これまでに150種類以上の野鳥が確認されています。
4.1 季節ごとの谷津干潟の鳥たち
谷津干潟では、四季折々の野鳥の姿を楽しむことができます。特に、春と秋は渡り鳥の飛来時期にあたり、多くのシギ・チドリ類が羽を休めるために立ち寄ります。
4.1.1 春(3月~5月)
春は、南の越冬地から北の繁殖地へ向かう渡り鳥たちが谷津干潟に立ち寄る季節です。特にシギ・チドリ類の春の渡りのピークは4月下旬から5月頃で、コチドリなどが一番乗りで姿を見せ始めます。 長距離の旅の途中で栄養を補給するため、干潟で盛んに採餌する姿が観察できます。
4.1.2 夏(6月~8月)
夏は、谷津干潟で繁殖する鳥や、一部の渡り鳥が残る季節です。コアジサシが子育てのために飛来するほか、コチドリやチュウサギなども観察できます。 他の季節に比べて野鳥の種類は少なくなる傾向がありますが、繁殖期ならではの行動を見ることができる貴重な時期です。
4.1.3 秋(9月~11月)
秋は、北の繁殖地から南の越冬地へ向かう渡り鳥たちが、再び谷津干潟に立ち寄る季節です。シギ・チドリ類の秋の渡りは8月から始まり、多くの種類が観察できる最も賑やかな時期の一つです。 干潟全体に鳥が散らばる干潮時よりも、潮が満ちてきて鳥たちが水際に集中する時間帯が観察に適しています。
4.1.4 冬(12月~2月)
冬になると、多くのカモ類や冬鳥が谷津干潟に飛来し、越冬します。オナガガモ、ヒドリガモ、コガモなどの水鳥が群れをなして泳ぐ姿は壮観です。 また、ハマシギやユリカモメなども多く見られ、冬晴れの空の下、活気ある干潟の風景を楽しむことができます。
4.2 谷津干潟でよく見られる鳥の種類
谷津干潟では、その豊かな生態系のおかげで、様々な種類の野鳥に出会うことができます。特にシギ・チドリ類やカモ類、サギ類などが一年を通じて、または季節限定で観察されています。以下に、谷津干潟でよく見られる代表的な鳥の種類をまとめました。
| 鳥の種類 | 特徴 | 主な観察時期 |
|---|---|---|
| セイタカシギ | 白と黒の体に赤い脚が特徴的で、干潟で非常に目立ちます。初心者でも見つけやすい鳥の一つです。 | 周年(留鳥) |
| ダイゼン | チドリの仲間では大型で、ゆっくりと歩いては止まる動作を繰り返しながらゴカイなどを捕食します。 | 冬鳥(8月中旬以降に飛来) |
| チュウシャクシギ | 大きく下に曲がった特徴的な嘴でカニなどを捕まえて食べます。 | 旅鳥(春・秋の渡り) |
| キアシシギ | 全体的に地味な色合いですが、鮮やかな黄色の脚が名前の由来です。比較的近くで観察できることもあります。 | 旅鳥(春・秋の渡り) |
| アオアシシギ | 青みがかった脚と、「キョーキョキョー」という涼しげな鳴き声が特徴です。 | 旅鳥(春・秋の渡り) |
| ハマシギ | 谷津干潟で最も多く見られるシギの一つで、冬鳥として多数飛来します。 | 冬鳥 |
| オオソリハシシギ | 長く上に反った嘴が特徴で、足が完全に水に浸かった状態でも採餌することがあります。 | 旅鳥(春・秋の渡り) |
| コアジサシ | 夏に谷津干潟で繁殖する小型のアジサシです。 | 夏鳥 |
| カモ類(オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ、ハシビロガモなど) | 冬になると多数の個体が飛来し、干潟や淡水池で越冬します。 | 冬鳥 |
| サギ類(アオサギ、ダイサギ、コサギなど) | 一年を通じて観察される大型の水鳥で、干潟の浅瀬で魚などを狙っています。 | 周年(留鳥) |
| カワセミ | 鮮やかな水色の羽が美しい鳥で、淡水池などで見られることがあります。 | 周年(留鳥) |
| ユリカモメ | 冬に多く飛来するカモメの仲間で、冬羽では頭部が白いのが特徴です。 | 冬鳥 |
| コチドリ | 小型のチドリで、春の渡りの先陣を切って谷津干潟に現れることがあります。 | 旅鳥(春・秋の渡り、一部繁殖) |
5. 谷津干潟でのバードウォッチングマナーと注意点
5.1 自然を守るためのルール
谷津干潟は、国際的にも重要な湿地としてラムサール条約に登録されており、多くの野鳥にとってかけがえのない生息地です。 私たちがこの豊かな自然環境を未来へと引き継ぎ、野鳥たちが安心して暮らせるように、訪問者一人ひとりがマナーを守ることが求められます。
- 野鳥を驚かせない: 大声を出したり、急な動きをしたりせず、静かに観察しましょう。特に繁殖期や渡りの時期は、野鳥にとって非常にデリケートな時期であり、ストレスを与えないよう細心の注意が必要です。
- 指定された観察路や場所から離れない: 干潟内や立ち入り禁止区域への侵入は、野鳥の生息環境を破壊するだけでなく、思わぬ危険を伴う場合があります。必ず指定されたルートや観察施設を利用してください。
- ゴミは持ち帰る: 谷津干潟にゴミを捨てないのはもちろんのこと、タバコの吸い殻や食べ残しも含め、持ち込んだものは全て持ち帰りましょう。小さなゴミでも生態系に悪影響を与える可能性があります。
- 動植物を採取しない: 干潟の動植物は全て、生態系の一部です。野草を摘んだり、貝殻や石を持ち帰ったりする行為は控えましょう。
- 餌を与えない: 野鳥に餌を与えることは、彼らの自然な採餌行動を妨げ、過剰な個体数の増加や病気の蔓延、さらには人への依存を引き起こす原因にもなります。絶対にやめましょう。
- フラッシュ撮影は控える: 特に夜間や薄暗い場所でのフラッシュ撮影は、野鳥を驚かせ、ストレスを与える可能性があります。自然な光での撮影を心がけましょう。
これらのルールを守ることで、谷津干潟の貴重な自然が守られ、訪れる全ての人々が快適にバードウォッチングを楽しめます。
5.2 安全に谷津干潟を楽しむために
谷津干潟でのバードウォッチングを安全かつ快適に楽しむためには、事前の準備と周囲への配慮が不可欠です。 以下の点に注意して、充実した一日を過ごしましょう。
- 潮汐情報を確認する: 谷津干潟は潮の満ち引きによって景観が大きく変わります。満潮時には観察できる鳥が少なくなることがあり、干潟に入ることはできません。事前に潮汐情報を確認し、観察に適した時間帯を選びましょう。
- 天候の変化に備える: 干潟は遮るものが少ないため、天候が急変しやすい場所です。急な雨や強い日差しに備え、雨具や帽子、日焼け止めなどを準備しましょう。特に夏場は熱中症対策として、こまめな水分補給を心がけてください。
- 足元に注意する: 観察路は整備されていますが、場所によっては滑りやすくなっていることもあります。歩きやすい靴を選び、足元に注意して行動しましょう。
- お子様連れの場合: お子様から目を離さず、安全に配慮してください。走り回ったり、大声を出したりすると、他の観察者の迷惑になるだけでなく、野鳥を驚かせてしまうことがあります。
- 緊急時の連絡先を把握しておく: 万が一の事態に備え、谷津干潟自然観察センターや周辺の緊急連絡先を控えておくと安心です。
これらの注意点を守り、安全に配慮しながら、谷津干潟の素晴らしい自然と野鳥との出会いを存分にお楽しみください。
6. 谷津干潟へのアクセスと周辺情報

谷津干潟へは、公共交通機関と車のどちらでもアクセス可能です。ご自身の旅程に合わせて最適な方法をお選びください。
6.1 電車やバスでのアクセス方法
谷津干潟自然観察センターへの主な公共交通機関でのアクセス方法は以下の通りです。
| 交通手段 | 最寄駅/バス停 | 詳細 | 所要時間(目安) |
|---|---|---|---|
| 京成電鉄 | 京成谷津駅 | 南口を出て谷津遊路商店街を通り、谷津干潟方面へお進みください。 | 徒歩約30分 |
| JR京葉線 | 新習志野駅 | 駅からは徒歩でアクセスできます。 | 徒歩約20分 |
| 南船橋駅 | 北口を出て国道357号線千葉方面へ進み、歩道橋を渡り干潟沿いの遊歩道へお進みください。 | 徒歩約20分 | |
| JR総武線 | 津田沼駅 | 南口バス乗り場から「谷津干潟行き」に乗車し、終点「谷津干潟」バス停で下車してください。 | バス乗車後、徒歩約15分 |
| 津田沼駅 | 南口バス乗り場から「新習志野駅行き」に乗車し、「津田沼高校」バス停で下車してください。 | バス乗車後、徒歩約10分 |
6.2 駐車場情報と周辺施設
6.2.1 駐車場情報
お車でお越しの際は、以下の駐車場情報をご確認ください。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 国道357号線沿い(下り線 千葉方面)に谷津干潟公園の一般駐車場がございます。 |
| 駐車料金 | 無料です。 |
| 収容台数 | 普通車約95台、障がい者用3台、大型バス5台(要予約)が駐車可能です。 |
| 利用時間 | 8:30~17:30 |
| 注意事項 | カーナビで「谷津干潟自然観察センター」を検索すると、センターの正門入口に案内されることがありますが、正門入口には駐車場がございませんのでご注意ください。 |
6.2.2 周辺施設
谷津干潟周辺には、バードウォッチングをより快適に楽しむための施設や、休憩に便利なスポットがあります。
- 谷津干潟自然観察センター: 干潟や野鳥について学べるメイン施設です。館内からは谷津干潟を一望でき、無料で使える望遠鏡や双眼鏡の貸し出しも行っています。
- Cafe Oasis(カフェオアシス): センター内にあるカフェで、パスタやカレーなどの食事、ケーキ、ドリンクを提供しています。干潟の景色を眺めながらゆっくりと休憩できます。
- ちどり屋: センター内の売店で、図鑑や野鳥グッズ、お土産などを購入できます。
- キッズコーナー・図書閲覧コーナー: 小さなお子様が楽しめるスペースや、自然に関する書籍を閲覧できるコーナーも充実しています。
- 谷津干潟公園: 谷津干潟自然観察センターを取り囲むように広がる公園です。広々とした芝生広場では、お弁当を広げてピクニックを楽しむこともできます。
- 谷津バラ園: 谷津干潟から比較的近い場所に位置しており、美しいバラが楽しめる施設です。
7. まとめ
習志野市に位置する谷津干潟は、国際的に重要なラムサール条約湿地として、多くの野鳥が羽を休める貴重な自然の宝庫です。この記事では、バードウォッチング初心者の方でも安心して楽しめるよう、必要な持ち物や服装、観察センターの活用方法、鳥の見つけ方、そして守るべきマナーまでを網羅的にご紹介しました。シギやチドリ、季節ごとの渡り鳥など、谷津干潟では一年を通して様々な鳥たちに出会えます。この完全ガイドを参考に、ぜひ谷津干潟を訪れ、その豊かな生態系と心癒される鳥たちの姿を間近で体験し、自然の尊さを感じてみてください。

コメント