【南足柄】大雄山最乗寺の天狗伝説めぐり|杉並木と奥の院ハイキング日帰りプラン

神奈川県

神奈川県南足柄市に位置する大雄山最乗寺は、天狗伝説が息づく霊験あらたかな古刹です。この記事では、壮大な杉並木を歩き、境内の至る所に祀られた天狗たちに触れながら、神秘的な世界を巡る日帰り旅をご提案。奥の院へのハイキングでは、心洗われる自然と絶景があなたを待っています。アクセス方法からおすすめモデルコースまで、充実した南足柄日帰りプランを計画できる情報が満載です。

1. 大雄山最乗寺とは 天狗が守る霊験あらたかな古刹

神奈川県南足柄市に鎮座する大雄山最乗寺(だいゆうざんさいじょうじ)は、応永元年(1394年)に了庵慧明(りょうあんけいみょう)禅師によって開山された、600年以上の歴史を持つ曹洞宗の古刹です。その広大な境内は、深い山林に囲まれ、荘厳な雰囲気を醸し出しています。最乗寺は、天狗が寺を守護しているという独特の伝説で知られ、古くから霊験あらたかなパワースポットとして多くの人々の信仰を集めてきました。

最乗寺の創建には、開山である了庵慧明禅師が修行中に天狗の助けを得たという逸話が深く関わっています。禅師の教えに感銘を受けた天狗たちが、寺の守護者として留まることを誓ったと伝えられ、以来、道了尊(どうりょうそん)という名で信仰の対象となっています。このため、境内には多くの天狗の像が祀られ、その存在は寺のいたるところで感じられる、まさに「天狗の寺」と呼ぶにふさわしい場所です。

最乗寺は、参拝者の願いを叶え災厄を払い福を招くと言われる霊験あらたかな場所として、日本全国から参拝者が訪れます。特に、交通安全家内安全商売繁盛などのご利益があるとされ、その神秘的な魅力は訪れる人々を惹きつけてやみません。

2. 最乗寺を巡る 天狗伝説と杉並木の魅力

南足柄に位置する大雄山最乗寺は、その荘厳な雰囲気と、古くから伝わる天狗伝説、そして壮大な杉並木が最大の魅力です。広大な境内を巡ることで、歴史と自然、そして神秘的な信仰の世界に触れることができます。特に、天狗が守護するとされるこの地では、至る所で天狗の存在を感じることができ、訪れる人々に強い印象を与えます。

2.1 壮大な杉並木を歩く 癒やしの参道

大雄山最乗寺の参道は、樹齢数百年ともいわれる巨大な杉の木々が連なる杉並木となっており、その光景は訪れる人々を圧倒します。一歩足を踏み入れると、ひんやりとした清らかな空気に包まれ、日常の喧騒から離れた静寂の世界へと誘われます。まっすぐに伸びる杉の木々は、まるで天に向かってそびえ立つかのように雄大で、その間を歩く時間は心身ともに深い癒やしを与えてくれます。この杉並木は、単なる道ではなく、最乗寺の霊験あらたかな雰囲気を形成する重要な要素であり、参拝者にとっての精神的な浄化の場とも言えるでしょう。四季折々の表情を見せる杉並木は、特に新緑の季節や、雪が降った日には、息をのむような美しさを見せ、訪れる人々を魅了し続けています。

2.2 天狗伝説に触れる 大雄山最乗寺の不思議

最乗寺は、開山以来、道了尊(どうりょうそん)という天狗が寺を守護しているという伝説が語り継がれています。この道了尊は、最乗寺を開いた了庵慧明禅師(りょうあんえみょうぜんじ)の弟子であった道了が、禅師の入寂後、天狗となって寺を守り続けることを誓ったとされています。そのため、境内には数多くの天狗の像や、天狗にまつわるものが点在し、その不思議な世界観を体験することができます。天狗は、山岳信仰と結びつき、神通力を持つ存在として古くから日本人に親しまれてきました。最乗寺では、その天狗信仰が色濃く残っており、訪れる人々は天狗の霊験に触れることができるでしょう。

2.2.1 境内のあちこちにいる天狗たち

最乗寺の境内を散策すると、至る所で様々な姿の天狗に出会うことができます。特に目立つのは、顔が赤く鼻が高い「大天狗(だいてんぐ)」と、嘴を持つ「烏天狗(からすてんぐ)」の像です。これらの天狗像は、山門や本堂の周辺、そして奥の院へと続く道の途中など、境内の要所に配置されており、それぞれが異なる表情やポーズで、寺の守護者としての威厳を示しています。大天狗は、その力強さと存在感で、訪れる人々に畏敬の念を抱かせ、烏天狗は、敏捷で知的な印象を与えます。これらの天狗たちは、単なる像ではなく、最乗寺の歴史と信仰を今に伝える生きた証として、参拝者を見守っています。

2.2.2 天狗の履物「下駄」に込められた願い

最乗寺の天狗信仰を象徴するものの一つに、境内に奉納された巨大な木製の下駄があります。特に、多宝塔の近くや、奥の院へ向かう参道には、人の背丈を優に超えるような大下駄が数多く見られます。これらの下駄は、天狗が履いていたとされる履物を模したもので、「道了尊の神通力にあやかり、足腰が丈夫になる」「厄除けや開運招福」といった願いが込められて奉納されています。また、「両足揃ってはじめて履物としての役目を果たす」ということから、夫婦円満や良縁成就の願いも込められていると言われています。この大下駄は、最乗寺を訪れた人々が、天狗の霊験を身近に感じ、自身の願いを託すための象徴的な存在となっています。

3. 奥の院を目指す 日帰りハイキングの醍醐味

大雄山最乗寺を訪れたなら、ぜひとも挑戦したいのが奥の院への道のりです。境内の中でも最も高い場所に位置する奥の院は、霊験あらたかな雰囲気に包まれた聖域であり、そこを目指すハイキングは、単なる散策では味わえない格別の達成感と感動を与えてくれます。

天狗信仰の中心地ともいえるこの場所への道のりは、心身を清める「修行」のような体験となるでしょう。日帰りでも十分に楽しめる奥の院ハイキングは、大雄山最乗寺の魅力をより深く感じられる醍醐味の一つです。

3.1 奥の院への道のり 自然を満喫

奥の院(慈雲閣)へ続く道は、およそ354段にも及ぶ急峻な石段が特徴です。一歩一歩、石段を登るごとに、日常の喧騒から離れ、静寂な自然の中に身を置くことができます。道の途中には、大雄山最乗寺を守護する大天狗と小天狗の像が参拝者を見守るように鎮座しており、その迫力ある姿は、この地の神聖さを一層際立たせています。

周囲を覆うのは、樹齢数百年ともいわれる杉の巨木が織りなす荘厳な杉並木です。木漏れ日が差し込む薄暗い参道は、清々しい空気で満たされ、まるで森の息吹を感じるような深い癒やしを与えてくれます。この道のりは、体力的な挑戦であると同時に、心を研ぎ澄ます精神的な体験でもあり、奥の院にたどり着いた時の喜びを一層大きなものにしてくれるでしょう。

3.2 絶景が待つ奥の院からの眺め

長い石段を登りきり、奥の院(慈雲閣)に到着した時に待っているのは、言葉では言い表せないほどの絶景です。眼下に広がるのは、豊かな自然に抱かれた南足柄の雄大な景色。澄み切った日には、遠くの山々まで見渡すことができ、その開放感は、これまでの疲れを忘れさせてくれるほどです。

奥の院は、道了尊の本地仏である十一面観世音菩薩が祀られている場所でもあり、この神聖な空間から眺める景色は、単なる風景以上の感動を与えてくれます。達成感とともに、清らかな風を感じながら、しばしその絶景を心ゆくまで堪能してください。この場所でしか味わえない、心洗われるような体験は、日帰りハイキングの最高の締めくくりとなるでしょう。

4. 南足柄から大雄山最乗寺へのアクセスと日帰りプラン

神奈川県南足柄市に位置する大雄山最乗寺は、都心からのアクセスも比較的良好で、日帰りでの天狗伝説めぐりや奥の院ハイキングに最適なスポットです。ここでは、主要な交通手段と、充実した一日を過ごすためのおすすめモデルコースをご紹介します。

4.1 電車 バス 車での行き方

大雄山最乗寺へは、電車とバスを乗り継ぐ方法が一般的ですが、車でのアクセスも可能です。それぞれの交通手段について詳しく見ていきましょう。

4.1.1 電車とバスを利用する場合

小田急線やJR東海道本線で小田原駅まで来た後、伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り換えるのが最もスムーズです。終点の大雄山駅からは、最乗寺行きのバスが出ており、乗り換えも便利です。

区間 交通手段 所要時間(目安) 備考
小田原駅 〜 大雄山駅 伊豆箱根鉄道大雄山線 約25分 終点まで乗車
大雄山駅 〜 最乗寺(道了尊) 箱根登山バス 約10分 「道了尊」行きに乗車

大雄山駅からバスに乗れば、最乗寺の入口まで直接アクセスできるため、移動の負担が少なく済みます。

4.1.2 車を利用する場合

東名高速道路や小田原厚木道路を利用して、南足柄方面へ向かうことで、大雄山最乗寺に到着できます。境内には無料の駐車場が完備されており、自家用車での訪問も安心です。

出発地(例) 利用IC 所要時間(目安)
東京方面 東名高速道路 大井松田IC 約1時間30分〜2時間
小田原方面 小田原厚木道路 小田原西IC 約30分〜40分

駐車場は複数あり、大型バスも駐車可能なため、団体での訪問にも対応しています。ただし、紅葉シーズンなど混雑が予想される時期は、早めの到着をおすすめします。

4.2 おすすめ日帰りハイキングモデルコース

大雄山最乗寺を訪れるなら、天狗伝説に彩られた境内を巡り、奥の院まで足を延ばすハイキングがおすすめです。自然豊かな杉並木を抜け、心身ともにリフレッシュできる日帰りモデルコースをご紹介します。

4.2.1 午前:大雄山最乗寺の主要スポットを巡る

大雄山駅に到着後、バスで最乗寺へ。まずは総門をくぐり、広大な境内を散策します。

  • 総門・三門:荘厳な雰囲気を感じながら参道を歩き始めます。
  • 本堂・開山堂:お参りを済ませ、最乗寺の歴史と天狗伝説に触れます。
  • 枯山水庭園:心を落ち着かせ、美しい庭園を鑑賞します。
  • 天狗の履物「下駄」:境内のあちこちにある天狗の像や巨大な下駄を見学し、その大きさに驚嘆します。

ここまでで約2時間〜2時間半を予定しておくと良いでしょう。

4.2.2 午後:奥の院を目指すハイキング

昼食は、最乗寺周辺の食事処で済ませるか、お弁当を持参して境内の休憩所でいただくのも良いでしょう。食後は、いよいよ奥の院へのハイキングに出発です。

  • 杉並木の参道:樹齢数百年の杉が立ち並ぶ壮大な杉並木を歩きます。清々しい空気と木漏れ日が心地よく、森林浴を楽しみながら進みます。
  • 奥の院:石段を登りきると、そこには奥の院が静かに佇んでいます。達成感とともに、眼下に広がる南足柄の絶景を堪能してください。晴れた日には、相模湾や富士山を望むこともできます。

奥の院までの往復は、休憩を含めて約1時間半〜2時間が目安です。歩きやすい靴と服装で訪れることを強くおすすめします。

奥の院からの帰り道は、再び杉並木を通り、最乗寺のバス停から大雄山駅へ戻り、南足柄での充実した日帰り旅を締めくくります。

5. 周辺で楽しむ 南足柄の魅力

大雄山最乗寺での天狗伝説めぐりや奥の院へのハイキングを楽しんだ後は、南足柄市ならではの魅力に触れて、日帰り旅をさらに充実させましょう。豊かな自然が織りなす絶景スポットや、地元ならではの美味しいグルメ、そして疲れた体を癒やす温泉など、最乗寺周辺には立ち寄りたい場所がたくさんあります。

5.1 自然を満喫できるスポット

南足柄市は、丹沢山地の麓に広がる自然豊かな地域です。最乗寺の静寂な森を抜けた後には、開放感あふれる絶景や、歴史を感じさせる自然のスポットを訪れてみてはいかがでしょうか。

5.1.1 足柄峠

かつて東海道の要衝として栄え、多くの歴史上の人物が行き交った足柄峠。ここからは、富士山や箱根の山々を一望できる雄大なパノラマが広がります。特に空気が澄んだ日には、息をのむような絶景を堪能できます。歴史に思いを馳せながら、壮大な自然の景色を心ゆくまでお楽しみください。

5.1.2 丹沢湖

丹沢湖は、三保ダムによってできた人造湖で、その美しいエメラルドグリーンの湖面は訪れる人々を魅了します。湖畔には散策路が整備されており、四季折々の景色を楽しみながらウォーキングやサイクリングができます。カヌーやボートなどのアクティビティも充実しており、家族連れや友人とのレジャーにも最適です。特に紅葉の時期は、湖面に映る鮮やかな色彩が絵画のような美しさを見せます。

5.1.3 夕日の滝

金太郎伝説ゆかりの地として知られる夕日の滝は、落差23mの豪快な滝です。滝壺に夕日が差し込むと黄金色に輝くことからその名がつけられました。毎年1月には「夕日の滝びらき」として、金太郎にちなんだ伝統行事が行われます。滝行の場としても有名で、その神聖な雰囲気は訪れる人々に清らかなパワーを与えてくれるでしょう。最乗寺からの帰り道に、自然の力強さを感じられるパワースポットとして立ち寄るのもおすすめです。

5.2 南足柄のグルメとお土産

南足柄市には、地元で採れた新鮮な食材を使ったグルメや、旅の思い出に持ち帰りたい特産品がたくさんあります。最乗寺参拝で小腹が空いたら、ぜひ立ち寄ってみてください。

5.2.1 道の駅 足柄・金太郎のふるさと

南足柄市の玄関口にある道の駅 足柄・金太郎のふるさとは、地元農家から毎日届く新鮮な野菜や果物が豊富に揃う直売所です。レストランでは、足柄茶や足柄牛など、地元の食材をふんだんに使った料理を味わうことができます。旅の休憩や、お土産選びにぴったりのスポットです。

施設名 主な特徴 おすすめポイント
農産物直売所 南足柄産の新鮮な野菜、果物、加工品 旬の味覚をお得に購入できる。足柄茶の品揃えも豊富。
レストラン 足柄牛や足柄茶など地元食材を使った料理 「足柄牛のローストビーフ丼」「足柄茶うどん」など、ここでしか味わえないメニューが人気。
テイクアウトコーナー 軽食、ソフトクリーム、パンなど ドライブの休憩に気軽に立ち寄れる。「金太郎ソフトクリーム」が名物。

5.2.2 地元の名産品

南足柄市には、お土産に最適な名産品が数多くあります。特に有名なのが、「足柄茶」です。丹沢山地の豊かな自然の中で育まれた足柄茶は、香り高く、まろやかな味わいが特徴です。その他にも、地元の米を使った日本酒や、季節ごとの果物を使ったスイーツなども人気があります。旅の思い出に、南足柄ならではの逸品を探してみてはいかがでしょうか。

5.3 日帰り温泉で癒やしのひととき

最乗寺でのハイキングで疲れた体は、温泉でゆっくりと癒やしましょう。南足柄市には、日帰りで気軽に立ち寄れる温泉施設もあります。

5.3.1 おんりーゆー・らんど

「おんりーゆー・らんど」は、豊かな自然に囲まれた日帰り温泉施設です。露天風呂からは、四季折々の美しい景色を眺めることができ、心身ともにリラックスできます。源泉かけ流しの温泉は、肌に優しい泉質で、旅の疲れをじんわりと癒やしてくれるでしょう。食事処やリラックスルームも完備されており、一日を通してゆっくりと過ごすことができます。最乗寺からのアクセスも良く、日帰り旅行の締めくくりに最適です。

6. まとめ

本記事では、南足柄に位置する大雄山最乗寺の魅力を、天狗伝説や壮大な杉並木、奥の院へのハイキングを通してご紹介しました。最乗寺は、神秘的な天狗の物語と、樹齢数百年の杉が立ち並ぶ参道が特徴の歴史ある古刹です。奥の院までの道のりは、自然を満喫しながら心身をリフレッシュできる最適なハイキングコースであり、山頂で待つ絶景は、訪れる価値のある感動をもたらします。都心からも日帰りでアクセス可能で、手軽に非日常を体験できる貴重な場所です。歴史と自然、神秘的な雰囲気を一度に味わえる大雄山最乗寺で、心に残る特別な一日をぜひお過ごしください。

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